V王手の広島に新井弾!右翼席へ2カ月半ぶりの一発

4回広島無死、右越えにソロを放ち笑顔でナインとタッチを交わす新井貴浩=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「広島-ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)

 優勝マジック「1」の広島が三回に丸の2点タイムリーで先制、さらに四回には新井のソロ本塁打で1点を追加した。

 新井の本塁打は1点リードで迎えた四回。新井が先頭打席に立ち、ヤクルト先発・小川が1ボール2ストライクから投じた外角直球を右翼席へ。「アウトコースの球をしっかりとスイングできました。ホームランになってよかったです」。優勝の懸かった試合での値千金の今季9号ソロは7月30日ヤクルト戦で3ランを打って以来の一発。さらに、この回1死二塁から会沢も右前適時打を放ち4点目を追加した。

 三回には先頭の会沢が中前打で出塁。藪田の犠打の後、田中の四球と菊池の二塁内野安打で1死満塁の好機となると、丸が右前への2点先制打。「きょう初めてのチャンスだったので得点したかった。食らいついていこうと思っていました。先制点になってよかったです」と喜んだ。

 一方、先発の藪田は初回、先頭の山崎に四球を与えたものの後続を寸断し得点を許さなかった。ただ、四回には1死二塁からこの日初安打となる山田の左翼への適時二塁打で1点を返された。

 この日は雨天の影響によるグラウンド整備などで試合開始時刻を午後2時から午後2時半に遅らせて試合が開始された。午前11時頃には、雨が降る中、球場が開門するとVの瞬間を見届けるため駆けつけた広島ファンが球場内へ。ほぼ同じタイミングで、甲子園で予定されていた阪神-中日戦の雨天中止が場内アナウンスされた。

 正午に客席への入場が開始されると、ポンチョを来たファンらが席に着き始めた。

 広島はこの日の試合で勝つか引き分ければ連覇が決まる。

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