ドラ1加藤最速151キロ!オール直球勝負「1軍で戦えるように」

 「フレッシュ球宴、全イ0-0全ウ」(13日、静岡草薙球場)

 小雨が舞うマウンドで豪快に腕を振り下ろした。全イの打者4人に対し、19球。広島ドラフト1位・加藤拓也投手(22)=慶大=はオール直球勝負を挑んだ。最速は151キロをマークした。

 「なかなかこういう機会はないので、すごく楽しく投げられました。雨もマウンドも気にならなかったです」

 降板後は笑顔満開だった。0-0の二回にマウンドへ。「みんな知っていた」というように大学時代からの顔見知りとの対戦が続いた。先頭・森山を二直、続く佐野に二塁打を浴びたが、後続はピシャリ。山本を捕邪飛、最後は奥村を147キロ直球で空を切らせた。

 前半戦は1軍で7試合に登板し、1勝3敗、防御率4・30。プレートの踏む位置を変えるなど試行錯誤した。「そこじゃないと思うんですけどね…」。2軍の大野練習場では、弱気な言葉をこぼしたこともあった。

 再昇格への課題は明確だ。加藤は「制球です」と言って前を向いた。「どういう形でもいいので、チームに貢献したい。1軍で戦えるように実力を上げたい」。このままでは終われない。もう一度逆襲だ。

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