薮田“幻”先発で4回3失点 制球乱し反省「修正できなかった」
「広島(雨天中止)阪神」(24日、マツダスタジアム)
雨が降りしきる中、最後まで自分の投球フォームを取り戻せなかった。広島先発の薮田は4回を6安打3失点。四回の好機に代打を送られ、無念の早期降板となった。
「自分が投げている時は(雨が)あまり降っていなかったので。ただ、自分で修正できなかった。狙ったところに投げられなかった」
試合後は反省の言葉ばかりが口をついた。先発に転向した交流戦は3戦3勝、防御率1・35。リーグ戦再開後も快投が期待されたが、この日は「ツーシームが落ちなかった」というように制球を乱した。二回は2死から3連打を浴び2失点。1点を勝ち越した直後の四回も連打と四球でピンチを招き、梅野に犠飛を許した。
「いい時ばかりが続かないのは分かっているので、いかに早く修正するか。自分の課題としてやっていきたい」
畝投手コーチも「あれだけ3ボールスタートじゃな…。(打者への)入りをしっかりしないといけない」と嘆きつつ、「次回までにしっかり修正してもらいたい」と奮起を促した。課題をきっちり克服し、1週間後のマウンドに臨む。