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薮田 因縁の三次でヨシ!自己最多11K オリックス・金子に投げ勝った

 今季6勝目を挙げ、最後を締めた今村(右)の肩を抱いて笑顔を見せる薮田
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 「交流戦、広島1-0オリックス」(13日、三次きんさいスタジアム)

 広島・薮田和樹投手(24)が自己最長8回3安打無失点の快投で今季6勝目を挙げた。宝刀ツーシームがさえ渡り、初の2桁11奪三振をマーク。交流戦は自身3戦全勝だ。チームは15年からオリックス戦7連勝。連敗を2で止め、交流戦首位タイに浮上した。

 歓喜のハイタッチが心地いい。115球の熱投が報われ、薮田は満面に笑みを浮かべた。2年前に悔し涙を流した三次で、成長した姿を見せた。

 「良かったです。アツ(会沢)さんのリードのおかげで、うまくカーブを使って緩急を付けることができました。前回悪かったツーシームも修正できて、自信を持って投げることができました」

 バッターの手元でドロ~ンと落ちる。妖怪伝説が残る三次のファンもビックリの“お化けツーシーム”が最大の武器だ。それを引き立てる直球は最速153キロを計測。気づけば自己最多11奪三振に達していた。ピンチらしいピンチは六回だけ。1死一、二塁の窮地も4番ロメロを空振り三振、続く小谷野も二直にあっさり退けた。

 見事に雪辱を果たした。プロ1年目の15年7月8日・DeNA戦。ここ三次で四回途中KOされ、プロ初黒星を喫した。今回の登板が決まると「早く来い」と待ちわびた。

 自己最長の8回を投げ、3安打無失点。当時と見違えるような姿に緒方監督は「2年前のことは忘れもしない。半泣きでマウンドを降りたことを…」と感慨深げ。続けて「成長を頼もしく感じる」と称え、交流戦明けも先発起用すると決めた。

 「モグモグモグ…」。朝日が差し込む自宅のリビング。新婚の薮田家では朝食をきっちりとる。好物はフレンチトーストだ。独身時代は朝と昼の食事が一緒になりがちだったが、5月にモデルのkarunaと入籍し、食生活を改善。テーブルには色とりどりの料理が並ぶ。「お腹がすくときに体重が減るよ」とアドバイスもくれた。おかげで体重は7キロ増の約88キロに。直球の最速は156キロまで増し、スタミナもついた。何よりうれしい白星は今季すでに6勝。交流戦も3戦3勝、防御率1・35。秘けつを問われると、照れずに堂々と言った。

 「奥さんの支えが、一番だと思います」

 幸せオーラ全開の右腕はさらに上を見据える。「次は完封を目指したいです」。穏やかな性格だが、内に秘める闘志は熱い。交流戦から先発再転向した右腕が、一気に覚醒しそうな気配だ。

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