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鯉奪首!42年ぶりG7連倒 “切り札”西川龍馬が決めたぜよ

 延長10回、適時二塁打を放つ西川(撮影・棚橋慶太)
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 「巨人2-3広島」(28日、東京ドーム)

 切り札が決めた。2-2の延長十回、広島・西川龍馬内野手(22)が代打で勝ち越しの左越え適時二塁打を放ち、チームを5日以来の首位に導いた。巨人戦7連勝は初優勝した1975年以来42年ぶり。この勝利で開幕から2カ月連続の月間勝ち越しを決め、貯金は今季最多の10となった。30日からは交流戦が開幕。セ・リーグの首位チームとして初戦は敵地に乗り込み、パ・リーグ3位の西武と激突する。

 懸命に食らいついた。バットを振り抜くと、祈る思いで白球の行方を追った西川。打球は前進守備を敷いた左翼・石川の頭上を越えた。首位再浮上へ導く決勝打。二塁上では表情を変えることなく、真っ赤に染まった左翼席から注がれる大歓声を浴びた。

 「コンパクトに自分らしい打撃をしようと思っていた。外野が前に来ていたので捕られるかと思ったけど、抜けてよかったです」

 2-2の延長十回2死二塁。一進一退の熱戦の中、代打で登場。相手は初対戦の守護神カミネロだ。ベンチで対戦経験のある丸に情報を聞き、打席に向かった。そして1ストライクからの2球目、外角直球に反応した。逆方向へはじき返す左越えの適時二塁打。これで代打成績は13打数6安打、打率・462。限られたチャンスの中で起用に応える勝負強さはピカイチだ。

 プロ2年目。人一倍負けず嫌いな若鯉は、高校、社会人時代から今も厳しい練習を淡々とこなしている。「苦しい表情を見せたりするとメニューに対して自分が負けた気になる。弱いところは人に見せたくない。人に負けたくないというか、みんながきついと言っている中でも、自分は平然とこなしたい」というのが持論だ。

 気持ちの強さは試合でも変わらない。3月のオープン戦で右膝に自打球を当て「骨挫傷」と診断された。まだ痛みは残る。試合には患部を守るため、レガースを2つ装着して出場している。それでも「まだ怖さはあるが、気にしていてもしょうがない。思い切っていかないといけない立場なので」と弱音は吐かない。

 残った控え野手は新井と磯村のみと総力戦でつかみとった今季17度目の逆転勝利で、チームは5連勝。ライバル巨人から42年ぶりの7連勝を飾り、5月5日以来の首位に返り咲いた。緒方監督は「今日の勝ちはチーム全員で勝ち取ったね。頼もしい姿を見せてくれた」と称えた。

 30日・西武戦(メットライフドーム)からは18試合に及ぶ交流戦が始まる。「連勝を続けられるようにしたい。一戦一戦全力で戦っていく」と西川。最後までトップの座は譲らない。

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