広島単独首位!丸の先制&V打で7連勝 いざ巨人と首位攻防戦へ

 「広島6-2ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)

 快進撃は止まらない。広島は七回、2-2の同点に追いつき、なお1死一、二塁で丸佳浩外野手(27)が中前へ勝ち越しタイムリーを放った。三回にも先制の中前打を放つなど二重丸の活躍で打線をけん引。チームは開幕戦に敗れた後、1分けを挟む7連勝で単独首位に浮上。11日からは敵地で巨人と首位攻防戦じゃ!

 チームリーダーが勝負強さを発揮した。快音と共に、超満員のスタンドから大歓声が湧き起こった。試合を決める勝ち越しの一打。丸が一塁上で、力強く握った左拳をベンチに向けて突き上げた。

 「相手のミスもあったので開き直ってではないですけど。次に新井さんという偉大な打者がいるので、つなげば何とかなると思って打席に入りました。何とか甘い球を一振りで決めることができた」

 1-2と逆転を許した直後だ。七回1死二塁から相手の連続失策で同点とし、なおも1死一、二塁の好機で打席へ。ルーキー・星の初球、142キロ直球を中前にはじき返すと、二塁から田中が生還し勝ち越しに成功した。

 星と初対戦した8日は空振り三振に倒れたが「状況を見て、ある程度冷静に(打席へ)入れた」と丸。緒方監督は「昨日対戦したイメージを持って打席に入っていた。力のある真っすぐを一発で仕留めてくれた」と対応能力の高さを評価した。

 三回2死三塁で迎えた第2打席では、フルカウントからの8球目、オーレンドルフが投じた外角低め145キロの直球に食らいついた。打球を中前に運び、先制の適時打でチームを盛り上げた。

 8日の試合前練習から、バント用に設けられた打撃マシンを体感速度が150キロ超になるよう調整。ヤクルトの速球派投手陣を想定し、丸ら打撃陣が打席でバントをしたりバットを振るなどしてタイミングを取った。

 対戦相手の特徴に応じて、打撃マシンの角度や球種を変えて試合に臨む。だから新加入のオーレンドルフや星に対しても「しっかりと投手(をイメージして打席)に入っていくことができている」と丸。チームとしての取り組みが結果に結びついている。

 開幕戦で阪神に敗れた後、これで1分けを挟む7連勝。単独首位に浮上した。「あさってから敵地での戦いになる。チーム一丸となって頑張っていきたい」。11日からは東京ドームで巨人と首位攻防3連戦。この勢いのまま今季初のアウェー6連戦を乗り越える。

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