新井、2戦連続H&美守も魅せた 今年初「4番・一塁」でハッスル

 「オープン戦 オリックス5-0広島」(23日、京セラドーム大阪)

 体をクルリと回転させ、内角球を左前へ運んだ。ベテランの技が凝縮された一打だ。四回2死から、広島・新井貴浩内野手(40)が好投していた松葉から2試合連続安打を放った。

 「追い込まれていて難しい球だったけど、いい反応ができた」

 納得の打撃に続いて一塁守備でもハッスルした。六回先頭、西野の一塁線への打球に両膝をついて好捕。ややバウンドは変わっていたが、しっかりと反応。「普通でしょ」。ケロリと言うが「いつも集中しているけど、特にイニングの先頭だったからね」と、こちらも納得の表情で振り返った。

 やはり新井にはこの響きがよく似合う。「4番・一塁」。オープン戦初の定位置に「何番でも自分が出たところでしっかり貢献したいと思う」とサラリ。いつものフレーズを繰り返すが、緒方監督の信頼は厚い。「新井が一番集中している。守備でも集中しているし、打撃でもヒットを打った。一番状態がいい」と最敬礼。続けて「今年も彼におんぶにだっこじゃダメ。それでは成長しない」と若手、中堅へ奮起を促した。

 15日・楽天戦(静岡)で右膝をグラウンドに強打して4試合欠場。前日のオリックス戦で実戦復帰したばかりだが、今年も新井が打線の中心を担う。

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