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福井 ポスト黒田へローテ奪還&11勝以上 ダイヤモンドヘッドで誓った

 広島の福井優也投手(28)が4日(日本時間5日)、優勝旅行先のハワイで来季のローテ奪還と、11勝以上の誓いを立てた。この日は、早朝からダイヤモンドヘッドをハイキング。屈指のパワースポット山頂で「勝負の1年になる」と決意を語った。5勝4敗に終わった今季からの復権へ、悲壮な覚悟で2017年に挑む。

 山頂の高台に立ち、崖のふちまで体を寄せた。見下ろせば急斜面。足がすくむ場所でつぶやいた。「マウンドの方が緊張するな」。標高232メートルの山よりも、孤独で恐怖な真剣勝負。ハワイのシンボル・ダイヤモンドヘッドから、福井は来季の戦いに決意を込めた。

 「勝負の一年になります。余計なことは考えたくなかったが、考えないとダメなので」 今季を「悔しい1年でした」と振り返る。5勝4敗、防御率4・34。開幕から勝ち星に恵まれず、不安と焦りで調子を崩した。ペナントレースでは2度の抹消を経験。CSと日本シリーズは中継ぎ待機したが、出番は一度しかなかった。

 対外試合4試合20イニング1失点の勢いそのままに開幕を迎えたが暗転した。「想定外のことが起きたというか。もう少しやれると思う自分と、結果がついてこない中で不安が出てしまった」。4月24日の阪神戦(マツダ)から3試合連続で大量失点して再調整。2カ月半近く2軍暮らしが続いた。

 だが、チームが連敗中だった7月28日の巨人戦(京セラドーム)で7回無失点の復帰星。菅野との対決を制し、チームも勢いに乗せた。終盤3連勝。もがき、苦しむ中で兆しも見えた。秋季キャンプでは“新球”カーブに挑戦。1試合に数球しか投げなかった球の軌道を変え、決め球にまで磨きたいと考える。

 「3-2から投げられていけば、打者の頭にない球だと思うので。勝負どころで投げられるように。直球とフォークだけじゃないよと、考えてくれたらいい」

 今季限りで現役を退いた黒田氏もエース候補として期待する。コミッショナー特別表彰の功労賞を受賞した11月28日には、「福井は27、28歳か。一番は時間がない、ということ」とゲキを飛ばした。多くの影響を受けた右腕も「黒田さんに福井なら大丈夫だと、言ってもらえる選手になりたい」と呼応した。

 目標はローテ奪取と、11勝以上。プロ入り後初めて目標数値を公言し、背水で来季に臨む。「11勝はしたい。最低でも2桁。今まで言ってこなかったけど、あえて。人に何を言われても、やらなきゃダメなので」。チームのシンボルへ-。ポスト黒田へと続く山道を、全速力で駆け上がる。

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