広島球団初の日本S開幕2連勝!日本一確率は78%超え 緒方監督采配ズバリ

歓喜のヒップタッチを交わす(右から)広島・丸佳浩、鈴木誠也、赤松真人=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
3枚

 「日本シリーズ・第2戦、広島5-1日本ハム」(23日、マツダスタジアム)

 日本一確率は78%-。広島が劇的な快勝で日本ハムを下し、本拠地2連勝を果たした。

 第1戦に続き、先手は広島だった。二回。1死からエルドレッドが左前打で出塁。続いて小窪が打席に立った。フルカウントから6球目。真ん中に甘く入った148キロの直球を強振した。打球は右中間を真っ二つ。エルドレッドも一塁から必死の激走で、一気に本塁まで生還した。小窪は「打ったのはストレート。いい先制点になりました。まだまだこれからです!!」とコメント。この日は前日に2安打した安部を外し、「7番・三塁」で小窪を起用。緒方監督の采配もズバリ的中した。

 だが、四回に2死一、三塁から、二塁に飛んだ大野の打球を菊池が後逸。打ち取った打球だったが、変則回転にバウンドが合わず、処理しきれず右翼に抜けた。(記録は失策)。不運な形で同点に追い付かれたが、先発の野村は粘り強く投げた。6回2安打1失点(自責0)と役割を果たした。

 勝ち越したのは六回。先頭で、ポストシーズン打撃好調の田中が、左翼線を破る二塁打で出塁した。続く菊池は2ボール1ストライクから、意表を突いてバスター攻撃。打球はバントシフトを敷いていた遊撃手・中島の左を抜けた。二走・田中が好走塁でホーム生還。一度はアウトがコールされたが、リプレー検証の結果、判定が覆って勝ち越しが認められた。日本シリーズ初の珍事だった。

 動揺したのか、続く丸が投手前に転がした犠打を、増井が一塁に悪送球した。二走・菊池が一気にホームに生還。リードを2点に広げた。さらに1死三塁から鈴木の中犠飛でこの回3点目。さらにエルドレッドが2試合連続、ダメ押しのソロ本塁打で、リードを4点に広げた。前夜は1死一、三塁から重盗で先制点を奪った。緒方監督の采配がここでもさえ渡った。

 七回を今村、八回ジャクソン、九回を中崎とつなぐ勝利の方程式で、終盤は得点を許さなかった。九回には無死一、二塁のピンチを迎えたが、代打・大谷ら後続を断った。

 過去66回の日本シリーズ開催で、連勝したケースは32回。そのうち日本一は25回で日本一確率は78・1%だ。また、本拠地で1、2戦に連勝したケースは過去に18回あり、そのうち日本一は14回。日本一確率は77・8%となる。また、広島は過去6回の日本シリーズ出場で1、2戦目の連勝は、球団史上初の快挙となった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

カープ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス