鈴木誠也、ファイナルSに向け「自分たちがやってきたことを信じて」

気合の入った表情でティー打撃する鈴木(撮影・高部洋祐)
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 広島が11日、CSファイナルS(12日開幕・マツダスタジアム)に備え、同球場で全体練習。各選手は打撃練習など約2時間、リラックスした表情で汗を流した。選手らが強調したのは、普段通りの野球。「4番・一塁」で出場濃厚な新井は「プレーボールからゲームセットまで集中して。気持ちは勝手に盛り上がってくる。自分たちがレギュラーシーズンでやってきた野球をどれだけできるか」と気を引き締めた。

 石井打撃コーチが「中心になる」と話すのは、「5番・右翼」で出場する鈴木。22歳の若鯉は「早く試合に入りたい」と、決戦に向けて心を躍らせる。「マツダスタジアムで試合ができる。自分たちがやってきたことを信じて、独特の雰囲気を楽しみたいです」。25年ぶりリーグ優勝を決めたチームは、つなぐ野球でシーズン45度の逆転勝ちを決めた。中心として戦った鈴木は、この日の練習でも居残りで特打を志願。シーズン同様、「神ってる」男がチームを勝利に導く。

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