野村、CS大丈夫 首負傷後初のキャッチボール&遠投

 広島・野村祐輔投手(27)が8日、CSファイナルSの登板に意欲を見せた。6日のJR西日本との練習試合で首の右側に打球が直撃。緊急降板したが、この日、負傷後初のキャッチボール、遠投を行い、軽傷を強調した。最多勝、最高勝率のリーグ2冠右腕が離脱する最悪の事態は回避された。

 笑顔がすべてを物語っていた。「投げることに関しては問題ない」。白球は力強い軌道で60メートル先にあるグラブに収まった。首をかばうことなく腕を振り抜けたからこそ、描けた放物線だった。

 練習試合では打者1人、わずか8球しか投げることができなかった。今後ブルペンでの投球練習を再開し、調整していく。シーズン最終登板は9月24日・ヤクルト戦(マツダ)。実戦勘の不足が懸念されるが「1、2カ月投げていないわけじゃない。(6日は)球数は少ないけど試合はしている」。1年間、ローテを守り続けてきた自信をのぞかせた。

 畝投手コーチは「(ローテ順は)どうなるかわからないけど」としながらも「問題ない」と言いきった。当初の予定通り、13日の第2戦に先発することが濃厚だ。「しっかりと自分の仕事を全うすることだけを考えていきたい」。野村は前を見据えて言葉を結んだ。勝利をつかみ取るために、大一番のマウンドに立つ。

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