野村 同点で降板13勝目ならず

汗を飛ばしながら力投する広島・野村祐輔=マツダスタジアム(撮影・吉澤敬太)
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 「広島4-5巨人」(5日、マツダスタジアム)

 広島の野村祐輔投手(27)が、6回5安打2失点で降板した。

 粘りの投球だった。初回を3者凡退に抑えると、続く二回は1死二塁からギャレットを右飛、脇谷を二飛に抑えた。

 直後の攻撃で先制したが、続く三回に田中の失策から、長野に右前適時打を浴びて同点。「今日はボール自体はまずまずでした。ただ、二回に先制点を取ってもらった後の失点は反省しなければならない」と振り返った。

 その裏の攻撃でルナが左中間を破る、勝ち越しの適時二塁打を放った。だが五回、先頭のギャレットに右越えソロを浴びて、再び同点に追い付かれた。

 「本塁打を打たれ同点に追い付かれた後、ピンチを招いたがしっかり粘れたことは良かったです」。六回を無失点に切り抜け、続く裏の攻撃で1死一、二塁の好機で代打を告げられた。

 勝ち越し点はならず、同点で降板した。前回7月29日のDeNA戦(マツダ)では、今季最短の4回をワース8失点。登板前には「一戦、一戦、自分の投球をしたい」と話していたが首位決戦の初戦、雪辱を期したマウンドで、リーグトップの12勝右腕が意地を見せた。

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