広島・新井が2安打で2000本へ王手

 「広島2-6阪神」(24日、マツダスタジアム)

 広島の新井貴浩内野手(39)が1-6とリードされた最終回、2死二塁で打席に立つと、左前適時打を放った。

 大歓声の中で向かった第4打席。初球の変化球を狙うと、打球は三遊間を抜けた。通算1999本目の安打。プロ野球史上47人目の2000安打に王手をかけた。

 これで5試合連続安打。四回にも右前打でマルチ安打の活躍だ。節目の2000安打まで残り「1本」とした。マルチ安打の活躍だったが、地元での記録達成はならなかった。試合後、新井は「大歓声は伝わっている。本当にうれしい。達成を期待してくれているファンの方には申し訳ないけど、またあさってしっかり準備して試合に臨みたい」と話した。

 26日からは神宮に場所を移して3連戦を迎える。偉業は目前だが「近づいている感じはしたけど、あまり…。試合に集中しているので、そんなにですね。ただ、すごい歓声は伝わっているので。でも、勝てればいい。なんでもいいです。その時、チームが勝てればいい」と、勝利を求めて戦う決意を示した。

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