ドラ2・横山が初登板初勝利

 「中日3-11広島」(30日、ナゴヤドーム)

 広島のドラフト2位・横山弘樹投手(24)=NTT東日本=が、プロ初先発で7回2/3を投げて7安打3失点で初勝利を挙げた。味方打線の大量援護に守られながら、竜打線を鮮やかに封じた。全108球。途中降板に悔しさをにじませたが、先発の仕事は十分に果たした。

 初回、いきなり2死一、二塁と得点圏に走者を置いたが、ナニータをカットボールで右飛に。ピンチを脱すると、直後の攻撃で味方打線が3点を先制。波に乗った。二回以降は毎回のように走者を置いたが、粘りの投球。勝ち投手の権利を懸けた五回は、先頭から2連続死球と少し乱れたが、後続を断って最少失点で切り抜けた。

 疲労が出始めた八回、3本の安打と2四球で2失点。押し出し四球を出した所で降板となった。だが、打席では二回にセーフティスクイズ、五回には押し出し四球で2打点。プロ初打点も記録した。

 横山はヒーローインタビューで「すごく緊張しましたが、いい緊張感でした。序盤は自分のスタイルを貫けたが、最後(八回)は苦しい場面で廉さん(中田)に助けてもらいました。まだまだこれからですが、手ごたえはつかんできています。(両親が観戦)ウイニングボールは家族にあげたい。プロとしてここからがスタート。親孝行したいので見守っていただきたい」などと話した。

 球団では1997年の黒田博樹以来、19年ぶりのプロ初登板初完投勝利はならなかったが、レジェンド右腕と同じ“ヒロキ”が、初登板で大きな仕事をやってのけた。

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