丸が初3戦連発 キーマンがノッてきた

 「ヤクルト2-4広島」(29日、神宮球場)

 敵地の夜空に舞い上がった白球が、真っ赤に染まった左翼席に飛び込んだ。館山攻略の口火を切ったのは丸。自身初となる3試合連続、自己最多タイの19号ソロが、広島の沈滞ムードを一掃した。

 「結構、手応えがあった。逆風だったから、入るかどうかドキドキした。でも入ってくれてよかった」

 0-1の五回。先頭で打席に立ち、館山の高めに浮いた変化球を振り抜いた。ベテラン右腕の前に初回、二回と得点圏に走者を進めながら、あと一本が出なかった。試合を振り出しに戻し、直後のエルドレッドの決勝2ランを呼び込んだ一打。緒方監督は「丸の一発が流れを変えてくれた」と手放しでたたえた。

 27日の阪神戦(マツダスタジアム)から3試合連続本塁打。開幕当初から調子の波が大きく、不振にあえいだ時期も長かった。それでもシーズンの最終コーナーを回り状態は上向き。「今までと違う感覚。ピッチャーにしっかりと向かっていけるようになっている」と胸を張った。

 菊池とともにチームリーダーに指名され、山あり谷ありのシーズンを戦ってきた。「僕らは負けられない。全部勝つ!」。3年連続のCS出場は最低限と言い切る。残り4試合。そのバットで緒方鯉に推進力をもたらす。

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