広島4連勝で意地の胴上げ阻止

ヤクルトに逆転勝ちでタッチをかわす広島・緒方監督とエルドレッド(左)=神宮球場(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト2‐4広島」(29日、神宮球場)

 4位・広島が、優勝に王手をかけているヤクルトにホームラン2本で逆転勝ちし、目の前の胴上げを意地で阻止した。優勝マジック1で勝つか引き分けるかで14年ぶり7度目のリーグ制覇が決まるところだったヤクルトは、3連勝ならず足踏みした。

 1点を追う広島は五回、先頭で打席に入った1番・丸が左翼スタンド最前列に19号ソロを打ち込み、同点に。なおも1死一塁から4番・エルドレッドが左翼スタンド上段に飛び込む18号2ランを放ち、勝ち越した。

 七回に3番・山田の中前適時打で1点差に迫られたが、八回に2死二塁から代打・野間の左中間適時三塁打で再び突き放した。先発・野村は5回を8安打1失点。

 勝ち越しの2ランを放ったエルドレッドは「とにかく非常にチームとしていい状況にいていい試合が出来ているので、あの打席もしっかりやろうと思った。勝つことだけを目指して打席に入った。感触は非常に良かったです」と満足そうに話した。

 チームは4連勝。「今はチーム一丸となって集中している。残りの試合、全部勝つ気でいるので、1試合1試合集中していきたい」と、力を込めた。

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