文字サイズ

黒田にヤジ…鯉24日にもV完全消滅

 3回、畠山(前右)に2ランを浴びる黒田(撮影・堀内翔)
1枚拡大

 「ヤクルト6-0広島」(23日、神宮球場)

 緒方鯉が首位ヤクルトとの直接対決で連敗を喫し、24年ぶりの優勝は絶望的となった。奇跡の逆転Vを託された黒田博樹投手(40)だったが、ヤクルトの機動力にリズムを崩して5回4安打3失点。無念の8敗目となった。24日に広島が巨人に敗れ、ヤクルトがDeNAに勝つと、広島の優勝の可能性は完全消滅する。

 黒田に容赦なくヤジが飛んだ。神宮を真っ赤に染めた鯉党の不快指数は極限だった。試合後、クラブハウスへ向かう右腕はその厳しい声を受け止め、言葉を紡いだ。「内容どうこうよりも勝つかどうか。この時期は結果が全てなので」。今季2度目の中4日先発にも「問題ない。野手は12連戦を戦っているから」と、言い訳はしなかった。

 開幕前に史上空前の注目度を集めた今季。その象徴ともいえる黒田で、悲願成就は絶望的になった。ヤクルトとの直接対決に連敗し、首位とは8月24日以来となる6・5差に離された。残り10試合。24年ぶりのリーグ優勝の可能性は、24日にも完全消滅する。

 ヤクルトの勢いにのみ込まれた。初回、黒田は2死後、3番・山田に右前打を浴びると、4番・畠山への初球に二塁へ走られた。一瞬にしてピンチを背負うと、畠山に左線へ先制二塁打を食らった。

 0-1の三回も同じだ。2死走者なしから山田に左前へ運ばれ、畠山への初球に二盗を許した。そして畠山に内角へのツーシームを捉えられ、痛恨の左越え2ランを浴びた。

 山田にかき回された。5日・ヤクルト戦(神宮)では山田に10回けん制を投じた末に二盗を許したが、今回は2度ともけん制を入れず、初球に走られた。けん制球を投げなかったことに「それは駆け引きなので」とだけ話し、「走られれば自分の責任」と受け止めた。

 結局5回4安打3失点で降板。「山田の盗塁がなあ…。4安打は2人(山田と畠山)からだけだから」と表情をこわばらせた畝投手コーチ。「黒田は間隔が短い方が投げやすそう。ここに来て調子が上がっている」と期待していただけに、痛い敗戦だった。

 試練の12連戦は1勝5敗となり、3年連続Aクラスも厳しい状況だ。次回も中4日で28日・DeNA戦(横浜)に先発予定の黒田は「しっかり準備して、最後まで全力を尽くしたい」。応援してくれる鯉党のためにも完全燃焼するしかない。

関連ニュース

    デイリーペディア

    編集者のオススメ記事

    カープ最新ニュース

    もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス