元祖カープ女子「若い子に負けません」

1日ホームランガールに選ばれた(左から)50代代表・藤木淳子さん、70代以上代表・草田カズヱさん、60代代表・伊井慶子さん=マツダスタジアム(撮影・出月俊成)
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 最高齢は85歳!広島が9月8日からの中日3連戦(マツダ)で実施する「私が元祖カープ女子!1日ホームランガール体験」の当選者が17日、同球場で会見し、52歳の藤木淳子さん(8日に登場)、60歳の伊井慶子さん(9日同)、85歳の草田カズヱさん(10日同)が意気込みを語った。

 今年5月にマツダスタジアムで観戦に訪れた際、球場で居合わせた松田元オーナーに、今企画を直接訴え、実現にこぎつけた藤木さんは「いまだに夢かと思うほどうれしいです。まだまだ若い子に負けません。いつも以上にパワーを送って、たくさんホームランを打ってもらえるように頑張ります」と話した。

 伊井さんは年間25試合を観戦に訪れるカープ通で、開門から猛ダッシュで自由席の席取りを行うという健脚を生かし、スラィリー人形を手渡すことに意欲満々。「60歳になりガッカリした自分もいましたが、こうして選ばれることができて、60歳になるのも悪いものではないと思いました」と、人生を前向きに捉えるきっかけになった。広島商業出身ということで「岩本さんが1軍に上がってホームランを打ったら、人形を渡して泣こうかな」と、広島商出身で今季は2軍暮らしが続く大砲候補にエールを送っていた。

 また、球団創設時からカープを応援してきたという草田さんは、毎週の体操教室で体を鍛え、85歳ながら足腰はしっかりしたもの。学生時代はソフトボールに励み、ファーストで鉄壁の守備を誇ったといい「梵選手が本塁打を打つときのスイングが好きです。スイングに力が入っていないので」と、お気に入りの選手に梵を挙げた。

 同企画は60歳以上のカープファンを対象に、7月27日から球団公式サイトで1週間希望者を募ったところ、全国28県、パラオ共和国からも総数1077人の応募があり、最高齢は104歳だった。

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