広島の九里亜蓮投手が１０日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加した。黒田博樹投手、クリス・ジョンソン投手らと言葉を交わしながら、入念に先発調整。１２日のヤクルト戦（マツダ）に先発する可能性が高くなった。

　６月２４日に抹消されて以来、約２カ月ぶりの１軍昇格。今季１軍では中継ぎで６試合に投げたが、この日は今季初先発へ向けて、ブルペンに入って調整した。

　「相手投手より先に点を与えないように。チームの勝ちに、しっかり貢献できればいいかなと思います」

　２軍では８試合の登板で２勝３敗、防御率４・１４。チームは巨人相手に３連勝で波に乗るが「あまり深く考えすぎず、２軍でやってきたことを出したい」と気を引き締めていた。