中村恭あぁ無念…KO即2軍落ち 

 「広島2-8阪神」(5日、マツダ)

 満を持して挑んだマウンド上で、一人ぼう然と立ち尽くした。今季初、2年ぶり1軍登板となった広島・中村恭が、3回1/3を7安打5失点KO。打力重視の守備に足を引っ張られた面はある。だが持ち味の直球に精彩を欠き、試合後には2軍再調整が決まった。

 「一瞬で終わってしまいましたね」。0-1の三回だ。2死を取った後、大和の飛球を右翼ロサリオが落球。不運な形で二進を許すと、福留の四球で2死一、二塁。リズムを崩したのか、ゴメスに左前適時打を浴びた。

 13年9月16日・巨人戦(マツダ)以来の1軍マウンド。一度失った流れを取り戻すのは難しかった。四回は6番・新井良から3連続二塁打で2失点。能見の犠打後に降板を告げられた。いずれも変化球を狙われての失点。反省の言葉を続けた。

 「いま思えば、もう少し直球を投げていれば。(2軍で)基本に返って直球を交ぜた配球を考えたい。スライダーばかりに頼るのではなく、そういうところ」

 緒方監督は「エラーで足を引っ張られる部分はあった」とした上で、2軍での再調整を明言。「ただ、この舞台で投げるには…。もう一度、ファームで頑張ってもらう」と続けた。9月中旬まで6連戦が続くが5、6番手が固まらない状況は続く。勝負の8月、9月。いまが踏ん張りどころだ。

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