シアーホルツ3戦連続打点!起爆剤頼む

 「中日3-2広島」(19日、浜松)

 竜党の凱歌(がいか)を背に浴びながら、広島・シアーホルツは口を真一文字に結んでバスへ歩いた。1軍再昇格後、3試合連続で打点をマーク。だが、勝負どころで力を発揮できなかったことが、何より悔しかった。

 2-3の五回2死満塁だ。1ボール1ストライクからの3球目、ど真ん中の直球を打ち損じた。力なく浜松の夜空に舞い上がった白球が左翼ナニータのグラブに収まる。「チームの勝ちに貢献したいと思って打席に入っているんだが…」。一打逆転の場面で果たせなかった5番の仕事。責任を感じ、天を仰いだ。

 エース前田が序盤に3失点。それでも地方球場の連敗を止めるためには、打線が奮起するしかなかった。だが要所で1本が出ない。1点差試合は今季8勝17敗と勝負弱さが際立つ。緒方監督は「こういう展開が続いている。自分たちで、この状況を乗り越えていかないといけない。それに尽きる」。自らに言い聞かせるように、言葉に力を込めた。

 シアーホルツは初回に先制の右前適時打を放った。4月に途中加入したこともあり、まだ手探りが続くが「打席の内容はよくなっている。日本の投手に慣れる努力は続けていきたい」と前を向いた。勝負を決める一打を、チームと鯉党は待っている。

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