永川勝、誓った!来季は抑えに戻る
広島・永川勝浩投手(32)が13日、廿日市市の大野練習場で、来季は抑えを狙うことを誓った。今季は右中指の故障で出遅れたが、7月の合流から救援陣の一角を担い、CS出場に貢献。来季は中継ぎとして信頼を積み重ね、最終的には抑えの座に上り詰める。
昨季1軍登板なしの屈辱から見事に復活した永川勝。29試合に登板し、3勝1敗、防御率2・04を記録したが、「ケガでシーズンの半分を要したし、もう少し上がれる部分もあった」と満足はしていなかった。
投球フォームを改良し、シーズン前から手応えはあった。「スライダーでストライクを取れるようになったし、四球も減った」と振り返ったが、物足りなかった。「もっと直球で勝負したい。球質をよくしたい」。そのためにも今オフはフォームを進化させ、ウエートトレーニングなどで股関節を強くする予定だ。
そこまで追い求めるのは最終的に抑えの座に戻るためだ。「一番いいのは抑え」ときっぱり。しかしすぐに、とは考えていない。「求めるのはそこだが、一個一個、結果を積み重ねていく」と自らに言い聞かせた。
「技術的にもっといい投手になれると思っている」。来年はさらなる成長を遂げた姿をマウンドで見せてくれるはずだ。