鯉中継ぎ陣が総崩れ…5点リード守れず

 「広島6-7阪神」(5日、マツダ)

 なんでこうなるんじゃ!広島は初回、菊池、丸、ルイスの3連打で、わずか5球で2点を奪うなど、3点を先行。二回終了時で5‐0。楽勝できるはずの展開が、終盤の継投策失敗で暗転。あまりに痛い逆転負けを喫した。

 勝利の方程式が崩壊した。先発の久本が6回1失点と好投。5‐1の七回に登板した福井の乱調が“始まり”だった。コンラッド以下に連打され無死二、三塁。桧山の2球目に暴投で1点を失い、西岡にも中前適時打され、あえなく降板となった。その後、2死一、二塁から登板した今村が新井良に同点となる中越え適時二塁打を許した。

 同点の九回はミコライオが、鳥谷に勝ち越しソロを浴びた。逆に1点差を追う九回はエルドレッドの同点適時打で6‐6の延長戦に持ち込んだ。だが、延長十二回、江草が福留にソロを浴びた。

 野村監督は試合後、厳しい表情で言葉を絞り出した。「七回を投げる投手がポイントだった。(十二回に)江草がホームランを打たれたのはしょうがない。あそこまでいけば、一発かミスで試合が決まるから」。

 『れば、たら』はほかにも多い。三回、1死二、三塁で1点でも追加点を取れていれば…。ただ、最も痛いのは誰が見ても継投策の失敗だ。不調の福井を挟まずに、連投になるとはいえ七回のアタマから今村を投入する手はなかったか。とにかく、こんな試合を落としているようでは、悲願のCS進出を掲げても、単なる寝言でしかない。

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