堂林“新相棒”岩本バットで20発だ!

 広島・堂林翔太内野手(21)が13日、全体練習終了後の特打で岩本のバットを使用。新井宏昌打撃コーチ(60)から指示されたもので、自身より0・5インチ長い34インチバットに飛距離増を実感した。早速、メーカーに新型バットを発注。体重86キロと強化した肉体に強力な武器を合わせ進化を狙う。

 目からうろこの名伯楽のススメだった。堂林は全体メニュー終了後の特打で、新井打撃コーチから岩本のバットを使うよう指示された。

 自身より0・5インチ長い34インチ(約86・4センチ)、約20グラム重い920グラムの黒バット。最初は打ち損じを繰り返したが、徐々に芯をとらえ出すと破壊力は格段に違った。

 「最後の(柵越え)2本は本当に感触が良かった。入らないと思ったのが思った以上に飛んだ。バットに長く球が乗っている感覚もある」。これまでにない感覚を興奮気味に振り返った。

 同コーチは「短いバットではヘッドが先に返っていた。岩本のバットを使えば、うまくしなりが出て、食いつきがいい。彼の力からすれば、岩本のバットの方が自然にバットが出ている」と意図を説明。そして「自分に合った形状があることを知って欲しい。今後はあれ(34インチ)でいった方がいい」と変更を勧めた。

 堂林はこれまでバットにこだわりはなく、入団以来ほとんど形状を変えなかった。ただオフにウエートトレで人生最重量の体重86キロとなった。今回の特打で肉体に武器も合わせる必要性を実感した。

 「体重が増えた分、スイングスピードが上がり、ボールが来る前にヘッドが返っていた。(キャンプ中に)変える可能性はあります」。早速、メーカーに34インチ、910グラムのバットを発注。14日の紅白戦は岩本にバットを借りて出場する。飛距離増が望める新相棒を使いこなせば、堂林の今季目標「20本塁打」は、現実味を帯びる。

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