阪神・岡田顧問の先輩・高橋監督率いる神戸医療未来大 初Vで神宮大切符 エース山田が快投「めっちゃ緊張した」
「関西地区大学野球選手権・敗者復活決勝、神戸医療未来大4-0天理大」(3日、GOSANDO南港野球場)
第2代表決定戦1試合が行われ、神戸医療未来大が初の全国大会となる神宮大会出場を決めた。先発したエース・山田悠希投手(4年・山梨学院)が4安打6奪三振完封で大きな1勝へ導いた。早大出身で阪神・岡田彰布オーナー付顧問の先輩でもある高橋広監督(71)の指揮で今季リーグ初優勝を果たした新鋭が、また新たな歴史をつくった。阪神からドラフト5位指名を受けた天理大の的場吏玖投手(4年・大阪電通大高)は連投も実らず神宮出場を逃した。
最後まで堅実な守備で併殺を完成させると、山田を中心に歓喜の輪ができた。閉会式後も神戸医療未来大ナインの喜ぶ声が球場に響いた。初の全国大会を導いたのはエースの快投だった。
山田は「めっちゃ緊張した」というが「絶対勝つ」と強い気持ちで臨んだ。31日の対戦では8回2/3で8四球を与えただけに、制球を意識。「真っすぐがコーナーに決まった」と六回までを1四球1安打に抑え、七回は連打による2死二、三塁のピンチも切り抜けた。139球を投げ4安打2四球と安定感を保った。
同大学は2002年、近畿学生野球連盟に加盟。19年には、鳴門工高を02年センバツ準優勝に導き、母校・早大の監督も務めた高橋監督を招聘(しょうへい)した。当時は3部だったチームは24年に1部昇格を果たし、6季目の今秋に初優勝した。
高橋監督は山田に「おまえが5勝して防御率0点台だったら優勝できる」と期待をかけてきたが、春は1勝でチームも3位に終わった。秋は5勝で防御率0・60。チームも優勝し、神宮出場をかけた大一番でも快投を見せた。「やっと期待に応えてくれた」と指揮官。山田も「春は監督を裏切って神宮に連れていけなかったので。うれしい」と胸を張った。神宮大会は19日に開幕。右腕は「初戦、絶対勝って優勝したい」と高みを見据えた。
