ソフトバンク・川村V弾 小久保監督「まさか」公式戦1本だけの守備要員が日本S初打席初本塁打

 「SMBC日本シリーズ2026・第2戦、DeNA3-4ソフトバンク」(25日、横浜スタジアム)

 「SMBC日本シリーズ2026」は25日、横浜スタジアムで第2戦が行われ、2年連続の日本一を目指すソフトバンクがDeNAを4-3で下し2連勝とした。九回に代打・山川穂高内野手(34)が同点ソロをマーク。2試合続けて延長戦に突入すると、十回には通算1本塁打の川村友斗外野手(27)が、史上17人目で球団初となる日本シリーズ初打席初本塁打を放った。DeNAは八回に筒香嘉智内野手(34)の3ランで一時逆転も、痛い連敗となった。

 死闘に決着をつけたのは、まさかの男だった。延長十回1死。途中出場の川村が伊勢の外角チェンジアップをバックスクリーンに運ぶ決勝ソロ。生還するとベンチ前で仲間から手荒すぎる祝福を受けた。

 「みんな打つと思ってなかったんだろうなって思いながら…。打てたんでうれしかったです」

 出番は八回から。安打を放った柳田の代走で出場。そのまま守備固めとして右翼に就いていた。試合は逆転され、追いつき、延長へ。そして巡ってきた日本シリーズ初打席での本塁打。史上17人目、そして球団初の快挙だった。

 24年シーズン前に育成から支配下登録を勝ち取った。その年は打率・268と結果を残したが、昨季は低迷。今季は103試合に出場したが、スタメンは5試合のみ。守備固め要員としての出場がほとんどだった。打率も・095と1割にも届かなかった。

 結果が出ない毎日。それでも連日早出練習と居残りでバットを振り続けてきた。「シーズン中、なかなか打てていなかったんで。でも、毎日いろんな練習してきて。だから、最後こうやって打てたのかなと。去年からやってきてよかった」。実直に続けてきた練習が、大舞台で実を結んだ。

 意外すぎる一発。小久保監督も「われわれベンチの中もファンの皆さまも、まさかと思ったホームランじゃないですか」と笑った。川村は「いつもは周りが勝ちにつなげたゲームを最後守りに行くことが多かったんで。なんかこういうのは初めて。うれしいなと思います」。初めての打のヒーロー。連勝を導き、喜びをかみしめた。

 ◆川村 友斗(かわむら・ゆうと)1999年8月13日生まれ、北海道出身。27歳。182センチ、90キロ。右投げ左打ち。北海では2年夏の甲子園で準優勝。3年夏も出場した。仙台大を経て、21年度育成ドラフト2位でソフトバンク入り。24年開幕前に支配下に昇格。同年9月22日楽天戦で、現状では公式戦唯一の本塁打を放った。今季は自身最多の103試合に出場し、ブレークを果たした。

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