近大・宮原 ドラフト前日まさか乱調「切り替えは今日中に」吉報待つ ドラ1指名なら佐藤輝以来6年ぶり
「関西学生野球、近大3-3関学大」(21日、わかさスタジアム京都)
ドラフト上位候補の近大・宮原廉投手(4年・崇徳)が21日、第6節の4回戦の関学大戦に2番手で登板。2点リードの九回に3者連続四球を与え降板し、チームは同点に追いつかれた。近大から1位指名されれば、阪神・佐藤輝以来の快挙となる。悔しい気持ちを切り替えてドラフト会議での吉報を待つ。試合は延長十二回引き分けに終わり、23日に5回戦が行われる予定。関学大は勝てば優勝、近大が勝てば関大が優勝となる。
まさかの乱調に、宮原の表情は曇った。「チームに申し訳なかったです」。六回からマウンドへ。先頭への死球から2死二、三塁のピンチを背負ったが、空振り三振で切り抜ける立ち上がりを見せた。その後も2点のリードを守ったが悪夢は九回だった。1死としたが、そこから突如崩れ、3者連続四球で満塁となり降板。チームを勝利に導けず、「今日はすごい圧があった。気持ちの面で相手に負けてしまった」と肩を落とした。
3回1/3を3安打2失点と振るわなかったが、150キロ超えを連発する持ち前の力強い直球は投げ込んだ。ただ、「出力自体は出ていたんですけど、安定感は今季全然なかった。『ドラ1』とか言われてますけど、全然そんな実力はないと思います」と自分を責めた。
それでも今季は自己最速を2キロ更新する156キロをマークするなど成長を見せ、スカウト陣の評価を上げてきた。この日の結果は振るわなかったが、持っているポテンシャルは確かだ。
上位候補として期待される右腕。近大から1位指名となれば、2020年の阪神・佐藤輝以来、6年ぶりとなる。宮原は「今まで支えてくれた方々もいるので、切り替えは今日中にして、(ドラフトを)迎えたい」と懸命に前を向いた。マイナスな感情にはいったん、ふたをして、感謝の気持ちを持って運命の時を待つ。
◆宮原 廉(みやはら・れん)2005年1月24日生まれ、21歳。広島市出身。182センチ、88キロ。右投げ右打ち、投手。小学1年から地域の野球教室で野球を始め、小学4年からは山本少年野球クラブに所属。祇園中時代は軟式野球チームの広島サンズでプレー。崇徳では1年夏からベンチ入り。甲子園出場経験なし。近大では1年秋からベンチ入り。3年秋、4年春にベストナイン。
