藤田平氏 DeNAが日本一になるカギは?ソフトバンクの強さは王イズム
DeNAはCSファイナルSで阪神に4連勝。日本シリーズ進出を果たした。本紙評論家の藤田平氏(78)は「ファーストSで巨人に連勝して勝ち上がってきた勢いもあったが、DeNAは阪神をよく分析していた」と勝因を挙げた。
その一つが大胆な守備シフトだ。藤田氏は「近本はサードの宮崎にヒットコースを消された」と指摘。藤川監督がCSのキーマンに指名していた近本のバットから快音が消えた。森下の中前に抜けそうな打球を遊撃寄りに守っていた二塁・牧が飛び込み、アウトにする場面もあった。藤田氏は投手起用についても「右打者には右投手、左打者には左投手を当てていた。先発を早めに降ろすなど短期決戦にふさわしい起用をしていた」と相川監督の手腕をたたえた。
DeNAが日本シリーズで対戦するのは、日本ハムとのファイナルSを3連勝で突破したソフトバンクだ。藤田氏は「現役時代、(当時巨人の)王さんから『俺たちは160試合戦うためにキャンプをやっている』と聞いたことがある」と王会長とのやりとりを明かし、「オープン戦、レギュラーシーズン、そして日本シリーズまで戦うためだと。それだけ練習していたと。今のソフトバンクもキャンプでもすごく練習する。他のチームはちょっと太刀打ちできない。王さんの考えがチームに根付いているのだろう」とうなった。
DeNAが日本一になるためには「ミスをなくすこと」。ファイナルSでも内野の失策が目立っただけに「ソフトバンクは足を使えるし、ミスにつけ込んでくる」と守備力をカギに挙げた。リーグ3位からのシリーズ進出には「それがルールだから。球界が盛り上がればいい。DeNAにはセ・リーグの代表として頑張ってほしい。いいゲームを期待している」とエールを送る。セ・パ頂上決戦は、24日に横浜スタジアムで開幕する。
