大阪桐蔭・川本 8回0封、自己新154キロ「いいバランスで投げられていた」近畿初戦白星
「秋季高校野球近畿大会・1回戦、大阪桐蔭9-0龍谷大平安」(17日、わかさスタジアム京都)
来春のセンバツ出場校を決める重要な資料となる秋季近畿大会が開幕し、1回戦3試合が行われた。今春センバツ王者の大阪桐蔭は龍谷大平安に9-0で勝利。来秋ドラフト候補左腕の川本晴大投手(2年)は8回2安打無失点と好投し、自己最速を2キロ更新する154キロもマークした。明石商は和歌山東に13-0で五回コールド勝ちし、彦根総合は関西創価を1-0で下した。
高校生離れした投球で相手を圧倒した。大阪桐蔭のエース・川本が快投で白星発進を導いた。すでに視察に訪れたNPB6球団スカウト陣の前で、抜群の立ち上がりだった。初回、いきなり先頭打者への3球目に151キロをマーク。簡単に2死を奪うと、3人目を151キロ直球で空振り三振に仕留めた。
二回は6番打者を相手に、自己最速を2キロ更新する154キロ直球で空振り三振。「出た時は分からなかった」というが、「指にかかって上半身、下半身ともにいいバランスで投げられていたボールだった」と手応えを感じた1球だった。
これまで課題だった球数にも努力の成果が表れた。今夏の大阪大会は「左肩棘上(きょくじょう)筋の肉離れ」でメンバー外に。「上半身で無理やり投げている感じで肩に負担がきてけがをしてしまった」と言い、下半身を使って投げるフォーム作りに着手した。バランス良く投げられるようになったことで、制球が安定。「ストレートも変化球もストライクを取れた」とこの日は8回2安打7奪三振2四球無失点、球数は99球に収まった。
西谷浩一監督(57)は「バランス良く投げている時はいいボールがきますし、今日みたいな投球だったら、何球でも投げられるというか」と話し、「でもまだ本当のコントロール(を身に付ける練習)は今やっているのでこれからだと思いますね」と期待を込めた。大阪桐蔭は今春センバツ優勝を果たすも、夏は甲子園出場を逃した。川本は「新チームで絶対に甲子園に行って借りを返す気持ちでやっています」と力強く思いを語った。
◆川本 晴大(かわもと・はると)2009年9月9日生まれ、17歳。埼玉県飯能市出身。192センチ、95キロ。左投げ左打ち。投手。小学1年から泉ホワイトイーグルスで野球を始め、中学1~2年は武蔵嵐山ボーイズ、中学3年は東京城南ボーイズに所属。大阪桐蔭では1年の秋季大阪大会で背番号11。同年秋季近畿大会から背番号10をつけ、今春の甲子園大会で優勝。決勝の智弁学園戦では9回15奪三振の完投勝利を収めた。50メートル走6秒8、遠投100メートル。
