亜大・川尻 ノーノー達成!東都22年ぶり11人目「うれしいっちゃうれしい」NPB11球団の前で猛アピール

 「東都大学野球、亜大4-0国学院大」(13日、神宮球場)

 第4週の1回戦が行われ、亜大の川尻啓人投手(4年・高岡商)が国学院大戦で無安打無得点試合を達成した。2004年秋に亜大の山木正博が東洋大戦で記録して以来で、完全試合を含めて史上11人目(通算12度目)。バックネット裏にはNPB11球団が集結。スカウトのスピードガンで最速156キロを計測するなど、猛アピールした。

 ふらふらと上がった打球を遊撃手がつかむと、川尻の顔にようやく笑みがこぼれた。4-0の九回を3人で打ち取り、無安打無得点試合を達成。「八回まで(記録に)気づいていなかった。実感ないけど、気づいたらって感じだったので、うれしいっちゃうれしいです」。04年の亜大・山木正博以来、22年ぶりの快挙を照れ笑いで喜んだ。

 スカウトのスピードガンでは、最速156キロを計測。五回と六回は四死球や失策で走者を背負ったが三振でピンチ脱出。チェンジアップなど変化球も駆使して計11三振、120球を投げ抜いた。「ピンチが少しずつ楽しめるようになってきた。打者に対して、逃げずに立ち向かう部分が一番成長した」と胸を張る。

 バックネット裏の評価も上々だ。広島・松本スカウトが「プロの1軍選手ばりの球を投げている。ドラフト1位の投球」と絶賛すれば、巨人・木佐貫スカウトは「球速と、体も大きいのでエンジンの大きさが一番の魅力」と高く評価した。

 右腕は23日が22歳の誕生日。その前日22日のドラフト会議へ「優勝したら(指名)順位も上がるかな」と意気込む。これで4勝0敗、防御率1・19。チームは開幕7連勝で、14日の国学院大戦に勝てば22年春以来の優勝が決まる。「勝ちきるために全員で必死にやる」。より気を引き締めてVの立役者となる。

 ◆川尻 啓人(かわじり・けいと)2004年10月23日生まれ、21歳。富山県出身。右投げ左打ち。189センチ、93キロ。小学校は桜谷ファイターズでプレーし、中学は富山ヤングに所属。高岡商では3年夏の甲子園に出場。憧れの選手はドジャース・山本由伸。趣味は寝ること。座右の銘は「継続は力なり」。球種はチェンジアップ、ツーシーム、スライダーなど。

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