日本ハム逆王手 達6回0封CS初勝利「守備に助けられた」新庄監督ボヤキ「ミス5個。よう勝ったわほんとに」

 逆王手をかけ、コーチ陣とタッチを交わす新庄監督(撮影・中島達哉)
 6回、石井の打球を好捕し、ほえる清宮幸
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 「CSパ・ファーストS・第2戦、西武0-1日本ハム」(11日、ベルーナドーム)

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)で、セ・リーグはレギュラーシーズン3位のDeNAが度会隆輝外野手(24)の初回先制本塁打などで2位巨人を4-1で下し、2連勝で3年連続のファイナルステージ進出を決めた。パは3位日本ハムが2位西武に1-0で雪辱し、1勝1敗とした。ファイナルステージはセ、パともに14日に開幕。セはリーグ覇者の阪神が1勝、パは2、3位に10ゲーム差以上をつけて制したソフトバンクが2勝のアドバンテージを持つ。セは6試合制、パは7試合制で日本シリーズ出場権を懸けて戦う。

 まずはボヤキからだった。「ミス5個。よう勝ったわ。ほんとに」。新庄監督はグッタリとした表情で切り出した。何度も流れを手放しそうになりながら、1点を守り抜いての完封勝ち。がけっぷちからの逆王手だ。

 五回は達のけん制悪送球、七回は水野の捕球ミスでピンチを招いた。攻撃では内野ゴロで二走が進塁できない場面も。それでも、ミスを全員でカバー。勝ちを引き寄せたのは、ここぞで飛び出した好守だ。六回2死一、二塁では、右前に抜ければ同点という石井の痛烈なライナーを清宮幸が横っ跳びでキャッチ。七回無死一塁では、万波が防球ネットにダイブしながら右邪飛をもぎとった。

 試合後、報道陣に囲まれた清宮幸は「え?守備の取材ですか?うわー、プロで初めてです。カバーし合いながら、今日は守り切った感じ」と笑顔。CS前日会見で「選手会長がエラーしなかったら勝てる」と話していた新庄監督は「普通じゃないの?」と言いつつ「まあ、今日はエラーしなかったからね。で、勝てましたから」と認めた。

 先発の達は中盤のピンチを切り抜け、6回3安打無失点でCS初勝利。後がない状況でも、試合前に指揮官から「もう楽しんだらいいよ」と声をかけられ「普通に楽しんで投げました」と強心臓ぶりを発揮。「今日は守備に助けられた」とバックに感謝した。

 初戦黒星からの逆転突破は2年前に経験済み。新庄監督は「プレッシャーはかかるでしょうけど、そこを乗り越えていかないと上にはいけない」と注文をつけつつ「まあ、面白いゲームでした」と笑った。しのぎ合いを制した大きな白星。3年連続ファイナルS進出へ、ムードは一気に高まった。

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