巨人 鉄壁コンビで逆転3連勝 田中瑛最優秀中継ぎ確定&マルティネス3年連続40S
「巨人3-2ヤクルト」(20日、東京ドーム)
巨人・橋上監督代行が表情を緩めることはなかった。本拠地でサヨナラ、14得点の大勝、逆転勝利と3連勝で弾みをつけるも口を固く結んでいた。「それぞれ目の前の目標がはっきり見えている。チーム全体がしっかり追いかけて、追い越そうという気持ちで同じ方向にね、みんなが気持ちを向けてくれている」。喜ぶのはまだ早い。足元を見た。
我慢の展開となった。先発・小笠原が先制点を許して降板。それでも六回にダルベック、七回に泉口の適時打で試合をひっくり返した。そんな勝ち試合を締めくくった鉄壁コンビが、逆転優勝へチームを強く押し上げる。
まずは逆転に成功した直後の八回にマウンドに上がった田中瑛だ。先頭打者に安打を許すも、丁寧に上位打線から中軸を打ち取っていく。「幸せだなと思って毎日投げています」。優勝争いの緊張感も初体験だが、1年前には想像もできなかった景色を今見ている。
42ホールドポイントとなったこの日で最優秀中継ぎ投手のタイトルが確定。現役ドラフトで移籍した選手として初のタイトル獲得となり、本拠地で初めてのお立ち台に上がった。「最高の景色でした。もう毎試合立ちたいぐらい」と笑顔。セーブ王を確定させている守護神・マルティネスも3年連続40セーブとなり、「8回を投げてくれる投手のおかげで自分がセーブできる」と感謝した。
全員で味わう歓喜の秋が少しずつ見えてきた。残り9試合。タイトルコンビで何度だって勝利を締めくくる。
