松坂大輔氏 恩師の故・渡辺元智さんを語る「人が嫌がるようなところに自分から取り組めるか」教わった人生の指針明かす
西武やレッドソックスで活躍した松坂大輔氏が20日、トレッサ横浜店のゴルフ5とスポーツデポでトークショーを行った。トークの中では横浜の監督として甲子園で春夏5度の優勝を果たし、8月17日に亡くなった恩師・渡辺元智さんから教わった“人生の指針”を明かした。
司会者から「プレッシャーに打ち勝つには?」と問いかけられ、小学生の頃から野球に関して緊張することはほとんどなかったが、「年齢を重ねてくることで、ミスすることの怖さがわかるようになった」と吐露。「2年の夏の県大会で負けてから、自分から自分を追い込む姿勢が出るようになった」と話した。
「トイレ掃除とか、口酸っぱく言われていたんですけど、人が嫌がるようなところに自分から取り組めるかが、自分が大きく変わるきっかけになるって」
渡辺元監督からもらった言葉だ。苦手なことからは逃げ出したい。高校生ならそう思うのは当然のこと。それでも向き合う決意をした。当時、高校で寮生活をしていた松坂氏は朝食の前に寮のトイレ掃除をすることを習慣とした。
「気持ち的には落ちちゃうんですね」と起床直後で食事前の時間が苦痛だった。「最初はすごくストレスだった」。しかし、続けることで気持ちに変化が表れた。「慣れてくると、トイレがキレイになるとすごく気分が良くなる。気分が良くなってから朝食を取るっていうルートができたのは一つ、大きかったですね」と自身が変わるきっかけをくれた恩師に感謝した。
その後も、野球人生では「毎日、野球道具に触る」ことを自らに課した。肘の手術で入院している期間も球に触れるなど、「野球から離れたい気持ちになった時もあるけど、道具に触ることはやめなかった」と体現して教えを生かしていることを明かした。
