史上初めて、本塁を踏み忘れて幻の本塁打を記録した選手は?【プロ野球記録企画】
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は史上初めて、本塁を踏み忘れて幻の本塁打を記録した選手を取り上げる。
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ガードナーは81年に広島入り。走攻守の三拍子そろった左打ちの外野手として、強力打線の一翼を担った。
快調に本塁打や安打を積み重ね、迎えた夏場の一戦。7月19日・大洋(現DeNA)戦で事件は起きた。四回無死一、二塁の場面で、池田弘の外角球を強引に打って出て右翼席中段へ運んだ。
笑顔でダイヤモンドを一周し、ホームイン。見事な16号3ランホームラン…のはずだった。ところが。
肝心要のホームベースを踏み忘れてしまったのだ。大洋の辻恭彦捕手のアピールにより、ガードナーはアウトに。古葉竹識監督とガードナー本人に対し、鈴木徹球審は空過を説明。お手柄の辻は自ら、ベースをまたぐしぐさをしてガードナーのミスを再現した。打った本人は「僕は踏んだよ!」と食って掛かったが、球審と捕手2人の言い分がそろっていては勝ち目はなかった。
この試合では同僚のライトルも柵越えを放ち、こちらは4個のベースをきちんと踏んで22号ソロ本塁打とした。試合は広島が6-4で勝利。幻の本塁打は「右越え三塁打」として処理され、塁上にいた2走者の得点は認められた。踏みそこなったのがホームベースだったのが、不幸中の幸いだった。(デイリースポーツ・高野 勲)
答え…ガードナー(広島)
