ロッテ・唐川が引退会見 目潤ませ「泥臭く必死にしがみついてやってきた19年」3年前から覚悟の日々 ファンに感謝「鮮やかな花を皆さんに作っていただけた」

 ロッテの唐川侑己投手(37)が8日、ZOZOマリンスタジアムで引退会見を行った。

 「泥臭く必死にしがみついてやってきた19年」、「全然活躍は出来なかったんですけどその中で自分なりに試行錯誤して自問自答を繰り返して、時にはいろんな変化を受け入れながらやることをやっていくしかない、本当にその積み重ねの日々だったかなと思います」と時折目を潤ませながら19年の現役生活を振り返った。

 この3年間は、常に引退を覚悟しながらの現役生活だった。24年の最初の登板だった4月16日の西武戦(ZOZO)を振り返り、「それが自分の中で最後だと思ってマウンドに上がって、この景色を焼き付けようと思って投げた。その試合でファームでやってきたことが出せて。自分の中でそう(引退を)思いながら上がった試合は初めてだった」。引退を覚悟したマウンドで結果を残し、今季まで現役を続けてきた。

 そして今季。「ファームでこれくらい投げられたら1軍でも投げられるというものがある中で、ファームでも抑えられなかった」ことが決断の決め手となった。「8月のファームの最後の試合に家族を呼んで覚悟を決めていました」と明かした。

 常にファンの大声援を受けて投げてきた。「僕自身この世界で大きな花を咲かすことはできなかったんですけど、その花にファンの皆さんに色づけしていただいて鮮やかな花を皆さんに作っていただけたと思います。19年いろいろありましたけど本当に感謝しています」と思いを述べた。

 会見の最後には益田、横山らから花束を手渡された。益田から10月3日のソフトバンク戦で行われる引退試合で「侑己のあと投げられたらうれしい」声を掛けられ、「僕らの世代は直也が頑張ってくれた。そのお陰で頑張れたというのもありますし、最後、僕の後を直也が投げてくれたら最高」と答えた。

 唐川は成田高時代には大阪桐蔭・中田翔、仙台育英・佐藤由規とともに“高校ビッグ3”と称され、07年高校生ドラフト1巡目でロッテ入り。1年目にプロ初登板初勝利を挙げた。11年には自己最多の12勝をマーク。19年目の今季はプロ通算350試合に登板し、82勝78敗64ホールド、防御率3・71。

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