ヤクルト・山野 15年石川以来の球団左腕2桁星「恩返しの気持ちで」引退会見で交わした“男の約束”守った
「ヤクルト5-3阪神」(2日、神宮球場)
“男の約束”を守った。勝利の瞬間、ヤクルト・山野は白い歯を何度も見せてガッツポーズをした。7回で自己最多タイの123球を投じ2安打9三振2失点。球団左腕では15年・石川(13勝)以来となる自身初の2桁10勝を挙げた。「石川さんへの恩返しの気持ちでマウンドに上がりました」と感極まり声を震わせた。
試合前、異例の行動を魅せた。午後3時から行われた石川の引退会見にサプライズ参加。登板直前のため、主役から「大丈夫?」と笑顔で心配されたが、「石川さんに勝利を届けられるように頑張りたい」と約束。石川が使用した安室奈美恵さんの登場曲を流してマウンドに上がり、自らを奮い立たせた。
入団当初から面倒を見てもらっており、感謝の思いは尽きない。大量失点した際に石川からLINEで「そういう経験をしてみんな成長していくよ」と励まされた。レジェンドの背中をずっと追いかけてきた。「次は自分がスワローズを引っ張っていけるように」。山野の奮闘で、CS進出を目指すツバメ軍団に勢いがついた。
