ヤクルト・石川が今季限りで引退へ 長年現役生活を送ることができた秘訣とは 「ニューデーズ」気持ちのコントロールも巧み
球界最年長のヤクルト・石川雅規投手(46)が今季限りで現役を引退することが濃厚であると1日、分かった。今後、正式発表される見通し。25年目の今季は1軍で1試合の登板のみで、現在は2軍で調整中。巧みな投球術と不屈の闘志で通算188勝を積み上げたレジェンド左腕。身長167センチの小さな大投手がついにユニホームを脱ぐ。
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今季でプロ25年目の46歳。長年、現役生活を送ることができた秘訣(ひけつ)は一体、何なのか-。それは、私にとっての取材テーマの一つだった。
話を聞く度に驚かされたのは、どこまでも前向きなスタンスだった。本人に聞くと「感情の起伏はありますが、前向きにしています。無理にそうしています」。自らを奮い立たせてきた。「ニューデーズ。新しい1日が始まる」と切り替えてきた。制球力だけではなく気持ちのコントロールも巧みだった。
向上心や探究心は人一倍強い。心の支えは「うまくなりたい。勝ちたい。1軍のマウンドに上がりたい」というモチベーションがあったからだ。「それがなくなったら、辞める」と明かしたこともある。今年に入ってから「(現役を)4年も5年も、とは思っていない。来るべき時が来たら(去就は)自分で決める」と語っていたから、覚悟もしてきたのだろう。
多くの球界関係者やファンに慕われてきた小さな大投手。強いハートとポジティブな姿が、特に印象深い選手だった。(デイリースポーツ・伊藤玄門)
