【解説】苦しむドラ1の逸材 巨人・浅野の気になることとは-「上がってくるたびに打撃フォームが違う」右膝手術で「課題は見えている」 内田順三氏の視点

 巨人・浅野翔吾外野手(21)がプロの壁に当たっている。今季2軍では打率・322、6本塁打と結果を残しているが、1軍出場は9試合で打率・185、1本塁打。度重なるけがにも苦しみ、27日には右膝の半月板を手術したことが発表された。デイリースポーツ・ウェブ評論家の内田順三氏は課題に触れながら「この2、3年が大事になる」と語った。

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 浅野はがっちりしていてパンチ力はあるし、スピードもある選手。巨人は将来性を見込んでドラフト1位で指名したわけだし、まだ4年目だよ。ここまで結果は出ていないかもしれないが、これからでしょう。

 伸び悩んでいるとは思わないが、気になるのは上がってくるたびに打撃フォームが違うことだ。良かれと思って変えているとは思うが、どういう選手になるかというイメージはあるか。今年6月、1軍で本塁打を放った時には懐を大きくして打っていて、自分の形ができたのかなとも感じていたんだけどね。

 技術的なことを言えば、すごく体重移動するよね。反動を取ると当たれば飛ぶけど、もろさもある。前の壁を作り、ステップ幅を小さくすることでもっとコンタクト率も上がるし、バッティングの柔軟性が出てくるんじゃないか。

 本来ならどんどんフォームを固めていかなければいけない時期だが、けがが多いことも彼の成長を妨げている。筋肉バランスが悪いのかもしれないが、食事面を含めて見直すでしょう。やるべきことの課題は、本人も見えていると思う。

 打者には早咲き遅咲きのタイプがいるが、アマチュアであれば彼は大学4年生と同じ。まだまだ時間はある。とはいえ、あまり同じ事を繰り返していると先入観を持たれるので、この2、3年が大事になるね。

 最近は壁にぶつかると、オフの合同自主トレですぐに誰かのところに行きたがる選手も少なくない。ただ、浅野のまわりにはいい指導者がいる。2軍監督の石井琢朗、2軍コーチの金城龍彦はともに研究熱心で、バッティングのこともすごく勉強しているよ。ぜひ、彼らの助言を聞いて来季につなげてほしいね。

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