智弁和歌山 持ち前の強打で5年ぶり4度目Vへ 4試合で27得点 中谷監督「どんどん攻めていく」
全国高校野球選手権大会は22日、甲子園球場で智弁和歌山-健大高崎(群馬)の決勝が行われる。21日は休養日で両校は兵庫県西宮市と大阪府豊中市でそれぞれ調整。2021年以来5年ぶり4度目の優勝を目指す智弁和歌山の中谷仁監督(47)は8投手を擁し、チーム防御率0・20の健大高崎にも積極的に攻めると意気込んだ。健大高崎は勝てば初優勝。「打」の智弁和歌山と「投」の健大高崎が決戦の時を迎える。
智弁和歌山は持ち前の強打で夏の頂点をつかみにいく。最後に立ちはだかるのは健大高崎の鉄壁投手陣。中谷監督は「複数投手で本当に失点が少ない。レベルの高いピッチャーがそろっていますので、ショートイニングで継投してくることも考えなきゃいけない」と警戒を強めた。
健大高崎は投打「二刀流」を含めて8投手を擁し、今大会5試合で計2失点と投手陣の安定感が光る。特にチーム内で投球回数トップ3のエース・石垣聡志(そうし)投手(2年)、佐藤麻恩(まおん)投手(3年)、北田莉玖投手(2年)は防御率0・00と盤石だ。ただ、智弁和歌山にはそれに立ち向かえる打力がある。4試合で奪った得点は27。中谷監督は「そのピッチャーに対する1打席目でしっかり結果を出せるように。どんどん攻めていきたい」と積極的な攻撃へ意気込んだ。
松本虎太郎主将(3年)は「データを見つつ臨機応変に対応したい」とどの投手が来ても攻略できるように準備する考えだ。4番・山田凜虎(りとら)捕手(3年)は「簡単に大量点は取れないと思う。フライアウトになったら流れも悪くなるので、とにかく先頭バッター出塁を考えてつないでいきたい」と力を込めた。準決勝で横浜のエース・織田翔希投手(3年)から3ランを放った楠本龍生内野手(3年)も頼もしい。「明日も打ってやろうとは思っています」と力強く宣言した。
中谷監督が感じている今年のチームの強みは「どういう状況でも粘り強く最後まで諦めずに戦えること」。甲子園ラストゲームでもその力を発揮するだけだ。「日本一しか考えていない。そこしか見ていない」と山田。智弁和歌山らしく戦い抜いた先に、最高の景色が待っている。
