4強入りの横浜・村田監督が涙「優勝届けられるように」天国の渡辺元監督へ真の“弔い星”を

  「全国高校野球選手権・準々決勝、横浜6-0花巻東」(18日、甲子園球場)

 準々決勝4試合が行われ、横浜が花巻東に6-0で快勝した。今秋ドラフト上位候補の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)が完封して4強入り。17日に81歳で亡くなった、横浜の監督として史上3位となる春夏5度の優勝を遂げた渡辺元智さんへの弔い星を届けた。神奈川県勢としては岩手県勢に対し夏初勝利となり、20日の準決勝では智弁和歌山と対戦する。

 あふれる涙が止まらなかった。横浜・村田浩明監督(40)は胸の奥にため込んだ感情を吐き出した。「自分の人生を変えてくれた監督さんが亡くなり、すごいショック。相当なプレッシャーもあったが、選手たちが一生懸命やってくれたのがすごくうれしい」。何度も詰まりながら、言葉を絞り出した。

 この日は朝から重苦しい雰囲気が漂ったが、空気を変えようと指揮官が自ら動いた。「すごく明るくていつもひょうきん」という恩師を思い浮かべて、行きのバスの中で、よく口ずさんでいた女性アイドルグループ・Juice=Juiceの「盛れ!ミ・アモーレ」を“渡辺元監督バージョン”で熱唱。「ウケました」と部員の表情を笑顔に変えた。

 真の“弔い星”に向けて、「天国の監督さんに優勝を届けられるようにがんばりたい」と頰を拭った。

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