仙台育英・福井“先輩”に投げ勝ち8強 37分間雨中断にも動じず六回途中3失点「まだまだ50点くらい」
「全国高校野球選手権・3回戦、仙台育英6-3拓大紅陵」(15日、甲子園球場)
何度も相手に傾きかけた流れを最後まで渡さなかった。今夏初先発の仙台育英(宮城)の福井勇翔投手(2年)が5回1/3を7安打3失点で試合をつくり、エース・梶井湊斗投手(3年)と古川諒弥投手(2年)が無失点リレー。粘りの投球で3年ぶりの8強入りをつかんだ。
4-1の四回攻撃中には突然の雨で試合が37分間中断。再開後は互いに譲らない展開が続いたが、決死の継投で六回の2失点にとどめて勝ち切った。須江航監督(43)は先発の2年生右腕に「5回投げてくれたら200点で、それ以上だった」と絶賛。一方で福井は「もっと投げたかったので、まだまだ50点くらいですね」と辛口な自己採点だった。
ただ、右腕は夏の甲子園での夢を一つかなえた。松戸中央ボーイズでチームメートだった拓大紅陵の二宮楽投手(3年)との対戦だ。くしくもこの日は先発同士で投げ合い「まさか実現すると思っていなかったのでうれしい」と無邪気な笑顔。二宮が降板した直後にマウンドを降り、先輩に“投げ勝った”。「楽もすごく頑張っていたので、その分頑張りたい」と次戦を見据えた。
