巨人・中山 連敗止めた値千金V打 中京大中京の同期・高橋宏との今季初対決「いい投手から打ててよかった」
「中日0-1巨人」(14日、バンテリンドーム)
一塁ベース上で白い歯がのぞいた。巨人・中山礼都外野手が強い思いを白球に乗せた。「これを続けなければいけないので、ここで満足することなく頑張ります」。互いを道しるべにした友を打ち、連敗ストップのヒーローだ。前半戦の借りは後半戦に返す。
四回2死から大城が四球を見極めて出塁。暴投で二塁に進み、左翼からの声援も熱を帯びた。この場面で中山が、中日・高橋宏のスライダーを右前に運ぶ。昇格した13日の阪神戦では1号2ランを放っており、2試合続けて打点を記録。「大城さんが激走してくださったので感謝しています」と決勝打にホッとした。
もがき、苦しむ中で交わした約束がある。春先から状態が上がらず、前半戦だけで3度の2軍再調整を経験。中京大中京高のチームメートだった高橋宏と今季初対決だが、「お互いにうまくいかない時期が多くて」と2軍戦では顔を合わせて、言葉を交わしていた。
「頑張ろう」-。7月10日以来の“再会”は1軍の舞台だった。オフにはゴルフに出かけ、「最近はたぶん宏斗の方がうまくなっている。最初は僕の方がうまかったんですけど」と笑う。友の存在を刺激に、何度だってはい上がっていける。
首位攻防戦で悪夢の3連敗を喫したが、投打がかみ合った1勝で連敗は止まり、阪神とのゲーム差は「2」に縮まった。「いい投手から打ててよかったです」。2軍で積み重ねた日々が、確かな自信に変わるまで中山が快音を重ねていく。
