健大高崎・佐藤 1-0勝利呼んだ二刀流 決勝打&6回0封 憧れ大谷のように投打で主役 15年以来11年ぶり3回戦へ 

 投げては先発し6回無失点の佐藤
 5回、先制打を放つ健大高崎・佐藤(撮影・坂部計介)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、健大高崎1-0東海大甲府」(13日、甲子園球場)

 2回戦4試合が行われ、健大高崎が東海大甲府を1-0で下して2015年以来11年ぶりの3回戦進出を決めた。「4番・投手兼DH」で出場した佐藤麻恩内野手(3年)が投げては6回6安打無失点、打っては五回に決勝打を放ち勝利に貢献。英明は大分商に勝利して同校初の2回戦突破。初出場の東日本国際大昌平は中盤に青森山田を突き放し、6-2で勝利を収めた。

 台風接近で仕切り直しの一戦は、緊迫のゲーム展開となった。その中で輝きを放ったのが健大高崎の佐藤。憧れのドジャース・大谷のように、投打の“二刀流”の活躍で主人公になった。

 マウンドでは「キャッチャーの配球を信じた」とコースにしっかり投げ分けた。両軍無得点の四回には2死満塁のピンチに。2安打を浴びていた大沢風汰内野手(3年)との対決だったが、「引いたら自分の負け。強気で攻めよう」と全球直球で3球三振に仕留めた。

 すると今度は4番打者として魅せた。初戦では頭部死球を受け担架で運ばれるアクシデントもあったが、「引いてしまったら、絶対外を打てないので踏み込んでいった」と同じ左腕にもひるまず。五回1死一、二塁で先制の適時右前打を放って勝負を決め、「ピッチャーから自分のリズムを作れた」とうなずいた。

 群馬県富岡市出身の佐藤にとって健大高崎でプレーすることは憧れだった。県外出身の選手が多い強豪校だが、「その中で自分は勝負して、スタメンを取りたいと小学校から思っていた」と入学を決意。昨夏の甲子園はベンチ外も、今年は背番号3でレギュラーをつかんだ。「先輩方がずっと立ってきた甲子園なので、同じ舞台に立ててとてもうれしい」と喜びもひとしおだ。

 頼もしい姿に青柳博文監督(54)も「次の試合も期待してます」と信頼を寄せる。投げて打って、チームを夏初めての頂点に導いていく。

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