佐野日大 29年ぶり夏2勝 元阪神・麦倉監督「思いっきり空振りして三振してこい」初戦無安打で涙の小和田が雪辱4の4

 9回、神村学園・龍頭から中前打を放つ佐野日大・小和田(撮影・中田匡峻)
 3回、桜岡の先制打に満足げな佐野日大・麦倉監督(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、佐野日大3-1神村学園」(12日、甲子園球場)

 雨の聖地で歓喜するナインを優しい笑みで見つめた。夏の甲子園は1997年以来、29年ぶりの3回戦進出。元阪神で佐野日大(栃木)の麦倉洋一監督(55)は「みんなで粘り強く守ろう、エラーが出ても1個で止めようっていうことを常日頃、言っている。それができたのが大量失点につながらなかった」と一丸となってつかんだ勝利を喜んだ。

 接戦の展開の中でカギとなったのは「4番・DH」の小和田和輝捕手(3年)だった。この日は4打数4安打と大暴れ。2-1の九回は先頭で中前打を打って3点目につなげた。指揮官は「今日は本当に小和田がよく頑張ってくれた」と手放しでたたえた。

 聖地2勝目をつかんだ麦倉監督は初戦突破後の“秘話”を明かした。聖隷クリストファーを1-0で下したが、3打数無安打に終わった小和田は悔しさからホテルで一人号泣していたという。「思いっきり空振りして三振してこい」と言葉をかけた指揮官。力強い後押しにより、小和田も「監督さんに怒られて(笑)そのおかげでできた」と感謝した。春からパワーアップして戻ってきた佐野日大。快進撃は止まらない。

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