仙台育英・田山 開幕弾「打った瞬間」夏の甲子園1号「この大舞台でアピールして絶対にプロに行きたい」2回戦へ

 4回、ライトへソロを放つ仙台育英・田山(撮影・中田匡峻)
 4回、ソロを放つ仙台育英・田山(撮影・西田忠信)
 札幌日大に勝利し、微笑む仙台育英・星よつは学生コーチ兼マネジャー。左は須江監督(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、仙台育英3-1札幌日大」(5日、甲子園球場)

 暑熱対策のため開会式は午後4時から、開幕試合は昨年に続きナイターで行われた。仙台育英(宮城)のプロ注目、田山纏(まとい)外野手(3年)が四回に自身通算25本目となる今大会1号本塁打。札幌日大(南北海道)を下し、2回戦に進出した。開会式では熊本地震を受けて黙とうもささげられた。第2日は夕方の2試合だけ実施し、第3~8日は午前1試合と午後3試合の2部制を採用する。

 甲子園の夕空に高々と舞い上がった。本塁打を確信した田山は、右手でガッツポーズをしながらゆっくりと走り出す。高校通算25本塁打目となった今大会1号。「打った瞬間、確信できたので気持ちのいい一発だった」。雄たけびを上げながらホームベースを踏んだ。

 1-0の四回1死。甘く入ったカーブを仕留めてフルスイングした。打球は右翼スタンド中段へ。球場内はどよめきと大歓声に包まれた。夏の甲子園の開幕戦で本塁打をマークしたのは2023年の土浦日大以来、3年ぶりだった。

 「不動の4番」は今夏の宮城大会で打率・615、11打点と驚異の成績でチームをけん引。「自分が今、得意なバッティング面を細かく教えてくれて、自分のことを気に掛けてくれるのでお父さんに一番恩返ししたい」。厳しい暑さの聖地で本領を発揮し、恩返しの一発とした。

 巨人・榑松スカウトディレクターは「素晴らしいバッティング。思い切りがいいのと、やっぱりスイングスピードが素晴らしい」と特大弾を絶賛。続けて「肩の強さもある。打って守ってっていうところでは能力が非常に高い」と評価した。

 「高卒でプロ一本で行かせてもらいたいので、この大舞台でアピールして絶対にプロに行きたい」と田山。始まったばかりの最後の夏で大暴れする。

 ◆夏の開幕戦の本塁打は3年ぶり38本目 仙台育英の田山が四回に大会1号。夏の開幕戦での本塁打は2023年、土浦日大の松田陽斗が上田西戦で放って以来3年ぶり、通算38本目。仙台育英は春夏通算40本目。

 ◆須江監督が春夏20勝 仙台育英の須江監督は春夏通算20勝目。夏は16勝目で、池田の蔦文也元監督や東邦と大垣日大を率いた阪口慶三元監督らと並ぶ戦後24位。

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