今大会最年長70歳の明徳義塾・馬淵監督 小粒で貧打線なら明徳らしく守り勝つ ビデオ検証もDH制も大歓迎

 5日に開幕する第108回全国高校野球選手権大会の出場校による甲子園練習第3日が2日、甲子園球場で行われ、2年ぶり24度目の出場となった明徳義塾は守備中心の練習で調整した。勝利がそのまま歴代記録に直結する大ベテランの馬淵史郎監督(70)は、新ルールへの対応も万全の備えで、厳しいブロックでの勝ち抜きをもくろむ。

 監督としては今大会最年長の70歳8カ月。もはや、動じるものはない。「49校で一番、(体が)小さいんじゃない?」とメンバーを見渡した馬淵監督。高知大会はチーム打率・237で「打てないから。今更5分くらい打っても」と、甲子園練習では守備オンリーの割り切りを見せた。

 日南学園との初戦は大会第6日の10日。先月25日に高知大会の決勝を戦って、2週間以上空く。「紅白戦でもできたらいいけど。まあ経験上、そこで調子良くても逆に怖いけど」と、調整プランもすでに完成済み。

 経験値は、新ルールへの対応にも生きる。ビデオ検証については「(2023年のU-18)ワールドカップでもリクエスト成功させたしね。プロ、アマ問わずミスジャッジで試合が決まることがあるから」と歓迎。「選手にも『絶対の自信がある時は(リクエスト希望を伝えるため)手を上げなさい』と言っている。判断は自分がやります」と、勝負どころでの活用を予告。DH制も「20年前から賛成ですよ」と“馬淵節”で笑い飛ばした。

 春夏通じて自身40度目の甲子園。春夏通算55勝で、2勝すれば智弁和歌山・高嶋仁元監督に並ぶ、夏最多タイの38勝。3勝ならPL学園・中村順司元監督に並ぶ、史上3位タイの春夏通算58勝。

 初戦を勝てば、次戦は横浜と沖縄尚学の勝者と当たるが「それよりもまず日南。ここで、全力でいかないと」と自身の記録など目もくれず、目の前の敵をたたくという王道で70歳の夏に向き合う。

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