夏の甲子園 注目の1回戦に両監督は?沖縄尚学の比嘉公也監督「ロースコアに、それしか勝つ選択肢はない」横浜の村田浩明監督「これ以上ない最高なカード」

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(1日、オンライン)

 組み合わせ抽選会が行われ、優勝候補の横浜と夏連覇を目指す沖縄尚学が初戦で激突することが決まった。2年連続で前年の春夏甲子園優勝校がぶつかる異例の組み合わせとなったが、沖縄尚学の比嘉監督は「ロースコアにもっていく、それしか勝つ選択肢はない」と語った。横浜の村田浩明監督は「これ以上ない最高のカードになった」とコメントした。

 比嘉監督は優勝候補・横浜と初戦で激突することに「いやもう強いチーム。だが、相手を上に見過ぎずに戦いたい。織田くんのように150キロ台の速い球を投げられると、対策のやりようがない。投手を中心に守りをしっかりしてロースコアにもっていく、それしか勝つ選択肢はない」と語った。

 初戦へ向け「沖縄尚学のベースである守りは崩さずに、速いボールの目慣れを中心にやりたい。ウェイトトレーニングも継続して、筋肉が締まった状態で迎えたい」とコメント。沖縄尚学は昨夏、エース・末吉、2番手・新垣と左右の2年生コンビがチームをけん引。全国の頂点まで駆け上がった。あれから1年、甲子園のマウンドを経験した2人加え、今夏の沖縄大会では左腕・久高が台頭。140キロ台後半のストレートを軸にした投球スタイルで、2年連続となる夏の甲子園出場に大きく貢献した。

 夏連覇の挑戦権を手にした沖縄尚学は、末吉が再び背番号1のエースとして復帰する予定。エナジックとの決勝戦では九回にリリーフ登板し、1点差に迫られたが、リードを守り切った。直球の最速は140キロ台後半を計測しており、厚みを増した強力投手陣で夏のトーナメントを勝ち抜く。

 対する横浜の村田監督は「初戦の相手が沖縄尚学と決まり『最高だ』と思った。2025年の春と夏のチャンピオン同士が1回戦から対戦するという、これ以上ない最高なカードになった。相手へのリスペクトを持ちながら、しっかり勝負に挑む。沖縄尚学は昨夏を制した素晴らしいチームで、昨年も一番苦戦したチームだった。3人の好投手もそろっているから、誰が先発してくるのかを想定しながら、打線も含めてしっかりと準備を進めて、思い切って戦う」とコメントした。

 エースの織田翔希投手が決勝戦後に足を痛めたような仕草を見せていた。初戦へ向け「時間があるから、まずは選手たちのコンディションをしっかり整える。そして、相手を分析する時間も十分にあるから、徹底して準備を進める。甲子園では初戦の入りが非常に重要になる。初戦から自分たちの力をしっかり発揮し、まずは一つ勝って長い夏につなげたい。抽選結果を聞いた選手たちも『やりがいがある』『よし、やってやろう』という前向きな反応を見せた。最後の大会を甲子園という最高の舞台で戦える以上、後悔や悔いを残さないよう、しっかり仕上げて初戦を迎えたい」と言う。

 横浜は最速157キロをマークするエース・織田を筆頭に、左腕の小林、遊撃手の池田など好投手を数多くそろえる。攻撃面でも神奈川大会ではそつなく得点を積み重ねた。前年王者同士の一戦は大きな注目を集めそうだ。

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