夏の甲子園 初出場の有明は立命館宇治と1回戦で激突 熊本地震乗り越え聖地へ 前日には甲子園練習
「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(1日、オンライン)
7月28日に発生した熊本地震の影響を受けた初出場の有明は大会第3日第3試合で立命館宇治と激突する。
今夏の熊本大会では準々決勝まで3試合連続の完封勝利をマーク。準決勝では名門の熊本工を1点差で退け、決勝は東海大熊本星翔を下して初の甲子園出場を決めた。
直後、熊本県内で調整中に最大震度7の熊本地震に襲われた。発生時、野球部は全体練習を終えており、選手たちはグラウンド、寮、自宅でおのおの過ごしていたという。幸いにも全員無事だったが、翌日に予定されていた県庁への表敬訪問は中止となった。
九州新幹線が運転を見合わせていたため、甲子園の経路も変更を余儀なくされた。30日の午前中に荒尾市内の学校からバスで博多駅まで移動し、新幹線に乗り換え。高見監督は「博多駅の方が横断幕を用意してくださって。激励をいただきました」と温かいサプライズがあったことも明かした。被害の大きかった八代市のOBからは「応援に行けないけど頑張って」とエールを受けたという。
道具も無事到着し、7月31日に行われた甲子園練習ではノックなどの守備練習をメインに汗を流した。実田主将は10年前の熊本地震で自宅が半壊した経験がある。今回は自宅も無事だったというが、「野球ができることが当たり前じゃないと知らされてから10年の節目で甲子園に出させてもらってることが何かの縁なのかな」と感じている。「被災されている方にも勇気、元気を与えられるように」と力強く語った。
