侍ジャパン・井口資仁新監督 プロ入り前から評価高かったリーダーシップと人間性 冷静で忍耐力もあり今の時代に合った指揮官
野球日本代表「侍ジャパン」新監督に元ロッテ監督の井口資仁氏(51)が就任することが25日、発表され、東京都内で記者会見が行われた。「元メジャーリーガー」の代表監督は初。米大リーグで活躍する大谷(ドジャース)ら日本選手を「日本の宝」と表現し、金メダル獲得を目指す2028年ロサンゼルス五輪への参加を熱望した。契約期間は五輪までだが、開催時期未定の第7回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)までとなる可能性もある。
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井口氏の“リーダーシップ”は、プロ入り前から評価が高かった。
1996年度ドラフト1位でダイエー(現ソフトバンク)に入団。当時、獲得に関わったダイエー関係者は「人を見る目、人間力がある。ダイエーに入る前から幹部候補だった。一般企業でも幹部候補になれた」と人間性を絶賛していた。
柔軟な発想力がある。監督を務めた2020年のロッテは、12球団ワーストのチーム打率・235ながらもリーグ2位と奮闘した。原動力の一つが両リーグ1位の491という四球数だった。当時の井口監督は「全員がつないでいかないと勝てない。(四球を)選ぶというか、積極的に打ちながら何とか粘ろう」と語っていた。安打と四球は出塁する意味で同じ、という発想。打てなければ勝つために粘って塁に出る。実直な性格と指導力でチームを統率した。
常に冷静で忍耐力もある。試合中のベンチや試合後の取材で怒って声を荒らげたことはない。個別の選手を批判することも決してなかった。今の時代に合った指揮官とも言える。
前出のダイエー関係者は、ロッテ監督時代にも「球界を背負って立つ男」と期待してきた。希代のリーダーが、侍ジャパンをどんなチームに作り上げるのか-。注目しているし、楽しみだ。(デイリースポーツ・伊藤玄門)
