帝京2年ぶり4強 八回、主砲・目代が逆転口火の同点弾「ベンチに『ここからだぞ』と」拳突き上げチームを鼓舞

 「高校野球東東京大会・準々決勝、帝京11-8郁文館」(23日、神宮球場)

 東東京大会では帝京の目代龍之介外野手(2年)が八回に同点本塁打を放つなど最大5点差を逆転し、準決勝に進んだ。

 スタンドインを確信した主砲は白球が飛び込んでいった先を見つめながら拳を突き上げ、さっそうとダイヤモンドを走り抜けた。1点を追った八回無死。帝京の3番・目代が豪快な同点アーチを放ち、逆転勝利への流れをつくった。

 序盤に5点ビハインドを背負った中、第1、2打席は連続四球、第3打席は死球。それでも「勝負を避けられるのは分かっていた」と動じることはなかった。六回に左線二塁打を放つと、第5打席では鬱憤(うっぷん)を晴らすかのように、高校通算22号を左翼席へたたき込んだ。

 「(拳を上げたのは)ゲームが振り出しになり、ベンチに『ここからだぞ』という意味を込めました」。鼓舞するためにあえてつくったガッツポーズが後続に勇気を与えた。一気の4得点で逆転。2年ぶりの4強入りを果たした。

 同校は体作りの一環として「食トレ」を取り入れており、目代は摂取する油などにもこだわってきた。昼は帝京大学病院から弁当2つが提供され、プロテインも1日5回飲んだ。その甲斐あって今春よりも4キロ増量。自身2試合連発は実った肉体改造の証しでもある。

 乱打戦を制した金田優哉監督(41)は「選手たちが決めるところで決めてくれた」と胸をなで下ろす。今春センバツでは15年ぶりの甲子園勝利をマーク。2011年以来となる夏の聖地へ、あと2勝をつかみにいく。

 ◆目代 龍之介(めだい・りゅうのすけ)2009年4月23日生まれ、17歳。青森県八戸市出身。187センチ、96キロ。右投げ右打ち。根城小1年から平内クラブで野球を始め、スピードスケートや水泳も習った。根城中では陸上部に所属しながら八戸智徳リトルシニアで野球を続けた。50メートル走6秒、遠投115メートル。憧れの選手は阪神・森下翔太。好きな芸能人は出川哲朗。

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス